柏市 正連寺付近 秋水地下燃料庫
更新日:2010年8月9日

 今年の4月、手賀の湖(てがのうみ)と台地の歴史を考える会(代表 上山和雄國學院大学教授。以下「考える会」と表記させていただく)のメンバーにより、(旧)米軍柏ゴルフ倶楽部敷地内にある、秋水の地下燃料庫と見られる遺構が発見された。現場は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」から徒歩10分程度の柏市正連寺付近の国有地で、千葉県の区画整理事業の計画地内である。8月8日、「考える会」主催の現地見学会のご案内をいただいたので、取材を行った。

 地下燃料庫の構造は、内径2m50cm程度の巨大なヒューム管を地下埋設した構造体に排気筒や排水口を設置したL字型の半地下壕であり、同じ柏市花の木の地下構造物に比較すると小型の遺構である。この地下燃料庫内に棚をつくり小型の「呂号甕(かめ)」を多数貯蔵したとの証言を得ている。

 なお、「手賀の湖と台地の歴史を考える会」 の活動はこちらを参照。

 ↑つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」
大学や公共機関が多く、整然とした新しいまちづくりが
すすめられている。
 ↑ 「手賀の湖と台地の歴史を考える会」による、見学前の
ブリーフィング。代表を務めるのは、上山和雄國學院大学教授
当日の見学会には約100人が参加した。
↑ (旧)米軍柏ゴルフ場跡。現在は土地区画整理事業により、
道路・公園用地になる予定。通常は立ち入り出来ない。
↑ いくつか確認できた地下遺構のうちの5号邱。赤外線カメラ
を地下燃料庫に入れて解説するのは、秋水関連の書籍執筆で
有名な(有)西東京ITサービス プロデューサーの柴田一哉氏。

地下燃料庫の空間からカメラを入れて撮影。軀体のヒューム管の厚みが確認できる。

手前に白く写りこんでいるのは、ヒューム管状の構造体の鉄筋と雑草。
円筒状の燃料庫の左右は、秋水の燃料(甲液)である過酸化水素水を貯蔵した
呂号甕(かめ)を並べ置いた棚状になっている。上部には、通気口(排気口)と見
られる開口部、中央床部には燃料漏れに対応したと見られる排水口が見られる。
構造体の直径は約2.5m。

↓場所はつくばエクスプレス『柏の葉キャンパス駅』ららぽーと側、正連寺付近。
県警第三機動部隊敷地の向かい側。立ち入り禁止で外部からは確認できない。。

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