呂号大甕(かめ)がシンボルの喫茶店
常滑市樽水町 喫茶 『壺』 2014年6月18日

「壺」がシンボルの、喫茶店「壺」、常滑市樽水町の国道252号沿いにドーンと構える大きな壺の容量はなんと3千リットルだそうです。汎用型の「呂号甕」の容量は10リットル程度なのでその大きさに驚きます。

国道沿い 目立つ! (朝日デジタルより) 3千リットルの迫力 こちらは三菱重工史料室 10リットル

 秋水のロケット推進薬液は、甲(T)液 80%濃度過酸化水素水溶液、乙(C)液 水化ヒドラジン水溶液、丙(Z)液 過マンガン酸カリ水溶液を反応させるものでした。
 特に甲液は、有機物に接触すると激しく反応するために、耐腐食性に特別な配慮を要し、特殊陶器を大量に生産することになりました。これらの燃料容器は、ロケットエンジン名「特呂」から「呂号容器」または「呂号甕(かめ)」と呼ばれ、燃料が劇薬のようなものであることから、耐酸性能の高い「甕(かめ)」が要求され、常滑焼がこたえたものです。日本碍子(ガイシ)や東洋陶業、日本陶器、伊奈製陶所(現INAX)、など全国の陶業が生産体制に入りました。

 喫茶「壺」の経営者に伺うと、『1971年頃、当時の伊奈製陶所(現INAX)から譲り受けて、翌年の開店以来看板役を務めています。この大きさの壺は伊奈製陶所が3基制作したと言われており、現存するのは店頭のこの1基だけではないでしょうか』と、貴重な価値を説いて下さいました。大きさの他に特徴として、焦げ茶色の甕(かめ)が多い中で黄色みを帯びた薄い色となっています。


喫茶「壺」は常滑駅から樽水方面へ(タクシー1メーターぐらい)

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