自転車必携 フィールドワーク型 筑波海軍航空隊史跡巡り


2014年5月24日 更新
茨城県笠間市旭町654 県立心の医療センター内 他周辺 0296-73-5777

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筑波海軍航空隊記念館 (映画『永遠のゼロ』撮影施設)
地下戦闘指揮所 (期間限定 地下壕公開)
笠間市立歴史民俗資料館 他周辺施設
アクセス 記念館と周辺施設への道案内

1.筑波海軍航空隊記念館

 茨城県には数多くの(旧)陸・海軍航空隊の戦争遺跡が点在しています。有名なところでは、「霞ヶ浦海軍航空基地」「鹿島海軍航空基地」「谷田部海軍航空基地」「百里原海軍航空基地」「土浦海軍航空基地」「神ノ池海軍航空基地」「水戸陸軍飛行場」など、そしてこのページの主題『筑波海軍航空基地』です。

  なお、当秋水プロジェクトのメインテーマとの関係では、これらの海軍基地の中で次の記事との関連があり、深い関係を実感します。
   →横須賀海軍航空隊から百里原分遣隊として秋水を想定した滑空練習(クリックで関係ページへ移動)
   →(旧)鹿島海軍航空基地敷地付近の桜花復元機の展示 桜花公園 (クリックで関係ページへ移動)
   →横須賀海軍航空隊 予科練の誕生から霞ヶ浦へ 横須賀市浦郷町貝山緑地(クリックで関係ページへ移動)

さて、筑波海軍航空基地は、1934年霞ヶ浦海軍航空隊友部分遣隊として開隊し1938年に飛行機の搭乗員を養成する目的で独立しました。太平洋戦争も末期になり、神風特別攻撃隊64人が編成され、特攻訓練が行われました。現在は敷地の一部が茨城県立友部病院として使用されていましたが、病院移転後は県立心の医療センターが建てられ、残存していた筑波海軍航空隊本部棟は『筑波海軍航空隊記念館』として2013年12月にオープンしました。館内では記念館オープンと時を同じく2013年12月に公開された映画『永遠の0(ゼロ)』のロケ部屋の再現や、戦時の貴重な遺品や写真パネル展示、ドキュメント映画(制作進行中)など、ミュージアム・アンテナショップなど充実した展示が楽しめます。

心の医療センターの正門を入り100m左が記念館。駐車場有り 記念館(筑波海軍航空隊本部棟)全景。この保存状態を見ると、
横須賀市に存在した浦郷町の空技廠本部庁舎の解体が悔やまれる。
記念館入り口 左手にチケット売り場とミュージアム・アンテナショップ 正面玄関から2階展示スペースに至る階段。往事のまま。
重厚さは横須賀米軍基地内の旧鎮守府(C1&C2)に勝とも劣らない。
2階中央廊下 左右に展示室がある。トイレは使用できない。 映画『永遠の0(ゼロ)』のセットをそのまま展示している「病室」
映画『永遠の0(ゼロ)』に使用された部屋。司令官室付近。 筑波海軍航空隊で使用された九三式中間練習機(愛称赤トンボ)の骨格
特攻隊員の遺品、遺書や特攻訓練命令書などが展示されている。 筑波海軍航空隊関連のドキュメンタリー映画を放映している。
様々な映画制作や資料収集について協賛者を募集している。

金子正夫少尉 筑波海軍航空隊で戦闘機訓練を終了後、
昭和20年4月6日 神風特別攻撃隊として米国輸送船団に突入
享年23歳 文通での恋人に贈ったペンダント・トップ
女子学生との文通は200通を超えた。最期の手紙に入っていたガラス
のペンダント・トップには二人のイニシャルが彫ってあり、戦闘機の風防
で出来ていた。彼女はこのペンダンをつけて逢うことは出来なかった。
1938(昭和13)年建設当時の航空隊司令部庁舎(本部棟)
九三式中間練習機 飛行訓練は練習生3人に対して教官1名。
飛行機に関しての詳細は、当ホームページ関連項目へクリックで移動
記念館前庭の号令台は当時のままで保存展示されている。
記念館内にあるミュージアム・アンテナショップ。まだ映画関連が多い。 記念館から50メートルほどの屋外トイレ、車いす対応2基。
地下戦闘指揮所(期日限定公開)へは裏門が便利。
常時閉まっているが、出口向かって左側の小さな出入口から出られる。
周辺の戦争史跡を巡るには自転車が必携。記念館受付で¥300で
レンタルできるが、友部駅周辺でレンタルサイクルがあればそちらを
お勧めする。記念館実行委員会では現在駅レンタも検討している。
記念館の入場料は500円、土日祝限定地下指揮所割引セット入場券は800円


2.地下戦闘指揮所

 地下戦闘指揮所とは、爆撃で司令部庁舎が使えなくなった場合に備えて、つくられた地下要塞です。現在でもほぼ当時のままで残っていることがわかりました。本部棟(現記念館)との間にも地下連絡通路が建設されていたという証言もありますが、確認はされていません。期間限定((2014/05/26現在)で一般公開公開されています。
土曜・日曜・祝日の晴天時のみ 11:00〜15:30。自動車での接近は不可。自転車又は徒歩のみ。入場料は400円(記念館入場券とセットでは800円)

看板が立っている林道の奥が地下指揮所入り口 チケット売り場、簡単な説明も聞くことが出来る。
入り口で受け取るもの ヘルメット、LEDライト、チケット、記念ファイル 仮設トイレは2基
地下戦闘指揮所入り口 通路 照明は地震など非常時に点灯する
居室Aタイプ 居室Bタイプ
居室天井の換気塔状のもの 貝山壕と比較すると壕の深度は浅い 機械室か? 重量物を固定するアンカーボルト
地下戦闘指揮所の大まかな配置図 距離は正確ではありません
記念館から地下戦闘指揮所に向かう途中の、滑走路跡に慰霊碑
が建っている。1999(平成11)年に筑波海軍航空隊英霊のために、
航空隊関係有志により建立され、毎年6月に慰霊祭が行われている。
滑走路跡。2009(平成21)年排水路工事で滑走路地盤が出土した。
道路の幅(特に路肩余幅)が広いことでも滑走路の面影を感じる。
九三中練や零戦が飛んだ滑走路は現在は道路になっている。。

3.笠間市立歴史民俗資料館 他周辺施設

 現在の笠間市は、2006(平成18)年に、いわゆる平成の大合併によって、友部町・岩間町を合併して誕生しました。笠間市歴史民族資料館は、建物自体が国の登録文化財になっている貴重な近代建築です。また、資料館周辺は「穴戸」と言う地名か残っていますが、鎌倉時代に陣屋を築いた宍戸氏の名残と思われます。道路沿いにはいくつもの古民家を見ることが出来ます。

歴史民俗資料館 航空隊記念館から 1.8km 自転車で10分 古代古墳、宍戸城、明治の学校資料や航空隊のコーナーも
  
宍戸の古い街並み
海軍道路記念碑
地元有志により宍戸駅から航空隊基地までの道路が建設された。
海軍道路の脇には道路建設に貢献した人々の名前が刻まれている。
記念碑の碑文をよく見ると削られたような痕がある。
終戦時に軍にまつわる記念物などが廃棄されたこともあると聞くが。


4.アクセス 記念館と周辺施設への道案内

筑波海軍航空隊 記念館
茨城県 笠間市旭町654 茨城県立心の医療センター内
開館時間 9:00 〜 17:00 (最終入場 16:00) 年中無休


上野発 フレッシュひたち
上野〜友部 4駅 所要時間65分




快適な室内です




常磐線 友部駅
どこがで自転車を借りよう!
問い合わせ先: 筑波海軍航空隊 プロジェクト実行委員会
電話: 0296−73−5777
http://www.p-ibaraki.com/tsukuba
JR常磐線 友部駅 からのアクセスマップ (プロジェクト実行委員会様のホームページより)
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記念館周辺の戦時遺跡を巡るサイクリングマップ (プロジェクト実行委員会様のホームページより)
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地下戦闘指揮所公開時のパンフレット (大きくならない)

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