空技廠で設計・改良された航空機 7

十三試 艦上爆撃機 彗 星
(昭和18年 制式D4Y1〜D4Y3)

 手本として輸入したドイツの試作急降下爆撃機
He118を追浜でテストした結果、数々の問題点が指摘された。そこで海軍自体で試作に踏み切ることになり、航空母艦上から発進する艦上爆撃機として「十三試艦爆」の名で空技廠にて開発が始まった。液冷エンジンの採用(後に空冷へ転換)、胴体内への爆弾収容、エアブレーキ用可変抵抗板など当時としては最新の技術を投入した。

昭和17年の空技廠での実験段階で、
552km/hの海軍最速を記録し、航続距離(偵察)も3,890kmを得、その優秀な性能はすぐに用兵側の期待を集めた。
終戦までに2,160機という、零戦・一式陸攻につぐ生産台数を記録した。
     最高速度 580km/h(高度5,250m)
     航続力 2,890km 上昇限度 9,900m。